こんにちは。FileMaker推進企画です。
今回は、Claris FileMaker 19 の価格改正に伴い以下の2点をご紹介致します。
①Claris FileMaker19の価格改定の詳細
②現在のClaris FileMaker19のボリュームライセンスのライセンス形態
Clarisの製品価格改定について
Clarisが4年ぶりに製品価格改定を発表しました。
「2022 年 9 月 24 日から、すべての Claris 製品のライセンス価格が 約10%値上げしました」
(一部、書籍、トレーニング、サポートサービスなどを除く)
Clarisは公式HPで「価格改定がもたらす価値」は
"Claris プラットフォームへの継続的な R&D(研究開発)投資により、
セキュリティ、パフォーマンス、信頼性を向上させます。
機能やサービスの拡張が皆様のビジネス効率を向上させ、
より良い顧客体験を生み出すことで組織全体への価値提供に貢献すると考えております。"
と発表しています。
引用元:Claris 製品価格に関する重要なお知らせ, 「価格改定がもたらす価値」, 2022/10/14,
価格改正の詳細
お待たせしました、ボリュームライセンスの価格改正の詳細です。
※下記価格表は、価格レベルT1となります。
ただし、FileMaker Cloudにつきましては、価格レベルはございません。
〇ユーザーライセンス
・年間ユーザーライセンス
・永続年間ユーザーライセンス
〇同時接続ライセンス
・年間同時接続ライセンス
・永続同時接続ライセンス
〇サイトライセンス
・ASLS
・SLA
〇FileMaker Cloud
・Essentials
・Standard
ボリュームライセンスのライセンス形態
おさらいで現在のFileMaker 19 のライセンス形態をご紹介致します。
ユーザーライセンス・同時接続ライセンス・サイトライセンスの3種類あります。
〇ユーザーライセンス
5ユーザーから利用可能で、1ユーザー単位で契約できます。
FileMakerを利用する「ユーザー数」をカウントします。
一人のユーザーがPCやiPad(FileMakerGo)などの複数の端末からアクセスすることができます。
ユーザーライセンスを契約されたお客様は、3台のClaris FileMaker Server を使用することができます。
特定できる人だけFileMakerを使う場合にユーザーライセンスはおすすめです!
〇同時接続ライセンス
5同時接続から利用可能で、1同時接続単位で契約できます。
FileMakerに「同時に接続された数」でカウントします。
不特定多数の人がアクセスすることができます。
FileMakerの利用頻度はそこまで高くないが、
多数の人で利用したい場合に同時接続ライセンスは、おすすめです!
〇サイトライセンス
25シート(ユーザー)から利用可能で、1シート(ユーザー)単位で契約できます。
「全従業員分(派遣、アルバイトも含む)」を契約するライセンスです。
サイトライセンスには、ユーザーライセンスの60%の価格設定がされており、大変お得なライセンスです。
全社員の6割以上がFileMakerを使用する場合か、
25人以下の企業でFileMakerを使う社員が14名以上いる場合に
サイトライセンスがおすすめです!
〇その他のライセンス
アカデミック / NPOユーザーライセンスという厚生労働省認可の学校などが対象となるライセンスがあります。少しお安く購入できますので、対象の方は是非ご利用ください。
※FileMaker Cloud は Standardプラン のみNPOライセンスあり(30%割引)
契約期間
契約する期間ですが、大きく分けて永続ライセンスと年間ライセンスの2パターンあります。
〇永続ライセンス
一度購入すれば、永続的に使用できるライセンスです。
価格は年間ライセンスの価格の3倍です。
☆永続ライセンスの初年度の保守はライセンス料に含まれています。
しかし※保守は更新しなければ切れてしまうので注意が必要です。
〇年間ライセンス
購入したライセンスの期間だけ使用できるライセンスです。
☆年間ライセンスは購入した期間分、※保守が付いているので安心です。
※保守について
保守とはライセンスメンテナンスです。
更新は1年単位ですることができ、価格はライセンス価格の1/5となっております。
保守が付いていることのメリットは2つあります。
①最新バージョンへ無償アップデート
②ライセンスを1ライセンスから追加購入可能
(ライセンスを追加購入した場合、日割り計算で契約終了日を合わせることができる)
※1つ注意がありまして、一度保守を中止してから再度保守を付けたい場合は、
通常の2倍の保守更新のライセンス価格を支払う必要があります。
サーバーライセンス
FileMakerにはサーバーライセンスがあり、オンプレとクラウド、両方があります。
〇FileMaker Server(オンプレ)
ユーザーライセンスを契約されたお客様は、3台のClaris FileMaker Server を使用することができます。
〇FileMaker Cloud(クラウド環境)
FileMaker Cloudは「ユーザー数」でカウントします。
FileMaker19のボリュームライセンスのようにユーザー数によって価格が変動することはなく、
一律価格となっております。
FileMaker Cloudには2つのプランがあり、EssentialsプランとStandardプランの2種類から選べます。
Essentialsプランはユーザ数が10ユーザーまでとなっており、
少人数で使用しデータ数も多くない方におすすめです
Standardプランはユーザ数が10ユーザー以上で、
大人数でしっかり利用したい方におすすめです
※Standardはユーザ数が100名以上になる場合はお問い合わせください
※Standardのみストレージ、API、コンピュートを有償で追加購入できます
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