お疲れさまです。NEXT事業部のK.Tです。
普段の業務では教育向けアプリ群である「アシストクラスシリーズ」の開発しています。開発はiOS,Androidの両方のプラットフォームで行なっており、各プラットフォームごとのUIデザインの思想の違いなど学ぶべき点が多くありました。
今回はアプリ開発におけるUIデザインについて、業務を通して学んだ自分なりの考えを紹介していきます。
UIデザインの考え方
UIデザインは作り手のセンスのみでできている訳ではありません
UIデザインは知識で成り立ち、知識を有効に活用する力がセンス
UIは「ユーザーが目的を達成するために迷わないようにすること
見た目のカッコ良さ等は二の次
ユーザーが迷わないUIを作るためには、ユーザーがわかりやすい
ですが、「わかりやすさ」はとても抽象的でパッと一言で表せるも
開発者が各々のわかりやすさの考え方でアプリを開発してしまうと
・Human Interface Guidelines by Apple
・Material Design by Google
アプリ開発をする際にはガイドラインを読み込み、AppleやG
一から考えずに普段使っているアプリを真似る
UIの見た目を一から考案することはほどんどありません。基本的
その方がユーザーにとってわかり
ユーザーがアプリの操作方法を理解し使いこなすまでの労力や時間
学習コストが少ないアプリはユー
では、どのようなアプリが学習コストの低いアプリと言えるのでし
シンプルなデザインであることや、テキ
一番は
ユーザーは普段アプリを操作しながらアプリに存在するデザインの
例えば、
「歯車のマークをタップすれば設
「画面端に見切れているならスクロールすれば見える」
などが挙げられます。これらは大抵のアプリに共通しており、アプリによって他にもたくさんのル
そのため、様々なアプリに存在するデザインのルールに沿ってUIデ
ユーザーは今までの経験を活用し、少ない学習コストでアプリを利
ですが、何でもかんでも真似て作れば良い訳ではありません。
UIはユーザーの目的を達成するために存在します。
つまり、どんなUIパーツにも達成させたい目的があるはずです。
その目的とは異なる用途でUIを利用するとユーザーを混
よくある事例がアプリ内で利用するアイコンの選定です。
アイコンには作者が想定したアイコンの利用用途がありますが、
それを無視してしまうとアプリごとにアイコンの意味が異なってし
アイコンに限らずUIを真似る際にはそのUIが何を目的として配
自分の作成するUIに目的が合致しているかを判断することが重要
さいごに
アプリ開発におけるUIデザインはセンスではなく知識です。
その知識はガイドラインとしてAppleやGoolgeが公開し
これからアプリ開発を始めてみようという方は言語の勉強だけでな
一度ガイドラインを読んでみることをおすすめします。
また、普段よく使っているアプリのUIをもう一度見直して
「なぜこのボタンはここに配置されているのか」
「なぜ自分は操作説明を読むことなく、新しいアプリを操作できて
などを考えてみると今まで意識していなかったデザインのルールが
UIデザインについて少し理解が深まるかと思います。