皆さん、こんにちは!FileMaker推進企画です
2025年3月、Claris社のFileMaker製品において価格改定が行われ
ボリュームライセンスを含む各種ライセンスが平均約5%値上げされました。
近年、FileMakerは定期的なバージョンアップを重ねながら、AI連携やクラウド機能の強化、他製品との統合など
プラットフォームとして大きく進化しています。
今回は、その背景とともに、価格改定の概要とFileMakerがここまでどう進化してきたのかを簡単にご紹介します。
価格改定の概要
では早速、価格改定の内容から見ていきましょう。
下記価格表は、価格レベルT1となっています。
※FileMaker Cloudにつきましては、価格レベルはございません。
ユーザーライセンス
・年間ユーザーライセンス

・永続ユーザーライセンス

同時接続ライセンス
・年間同時接続ライセンス

・永続同時接続ライセンス

サイトライセンス
・ASLS

・SLA

FileMaker Cloud プラン比較
・Starter、Max
2025年7月から、FileMaker Cloudのプラン名が『Essentials』から『Starter』に
『Standard』から『Max』に変更されました!
※Cluris Studioのビュー制限は、外部公開
もしくは3ユーザー以上に共有できるビュー数のことを指します。

※1.2025年7月現在の税別価格を月額換算したものです。実際の購入は年単位となります。
上記は税別価格です。別途消費税を申し受けます。
※2.ユーザー数が100を超える場合は、Claris社までお問い合わせください。
※3.50を超える稼働フローについては、Claris社までお問い合わせください。
FileMakerの進化が止まらない!最新バージョンで何が変わった?
進化し続けるローコード開発プラットフォーム、FileMaker。
ここでは、FileMakerがこれまでにどんな進化を遂げてきたのか
主要なバージョンごとの目玉機能を一挙にご紹介します。
FileMaker 2023(2023年):開発作業の効率向上!
FileMaker 2023は、日々の開発作業を劇的に効率化することが可能になりました。
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大規模環境のパフォーマンス向上:
FileMaker Server のホストファイル数が 256 に拡大! -
[OnWindowTransaction] 新しいスクリプトトリガが登場!:
特定のイベント(きっかけ)が起きたときに、指定したスクリプトを実行可能! -
[Claris Connect] スクリプトステップの追加:
外部サービスとの連携をシームレスに実現! -
GetLiveText 関数の日本語対応:
写真から日本語のテキストを簡単に抽出!
FileMaker 2024(2024年):AIとセキュリティで未来を拓く
このバージョンでは、外部サービスとの連携とセキュリティがさらに進化しました。
AI スクリプトステップと関数:
FileMaker の中に AI の力を直接取り込み、より高度なデータ分析や処理を実現!
セマンティック検索:
意味を理解して関連性の高い情報を探し出す、新しい検索機能!
Let's Encrypt システムスクリプト (FileMaker Server):
SSL証明書の自動更新で、サーバーのセキュリティ管理を簡素化!
HTTPS トンネリングのサポート:
より安全な通信経路を確保し、外部サービスとの連携を強化!
FileMaker WebDirect のモバイルブラウザでタッチキーボード対応:
WebDirect をモバイルで利用する際の入力操作がよりスムーズに!
ウィジェットを追加をサポート (FileMaker Go):
iOS のウィジェットから FileMaker Go アプリの情報を素早く確認!
FileMaker 2025(2025年):AIとClaris Studio連携がもたらす革新的なデータ活用!
最新のFileMaker 2025は、AI機能の統合と開発環境の強化により、
よりスマートなカスタムアプリ開発を実現できるようになりました。
AI機能の統合
自然言語による操作:
自然な言葉で指示するだけで、データの検索や集計、未来予測が可能!
ローカルLLMとRAG:
組織内のデータを活用した、より正確なAI応答を可能!
開発環境とセキュリティの強化
パフォーマンス向上:
JSON処理の高速化や、WebRTCサポートなどで開発環境が強化!
セキュリティ:
AES 256-bit暗号化により、最高レベルのデータベース安全性を維持!
UIのカスタマイズ:
カスタムメニューやキオスクモードで、より自由なUI設計が可能!
Claris Studioとの連携
誰でもWebフォームを作成可能:
専門知識がなくても、アンケートや登録フォームを簡単に作成・公開可能!
外部からのデータ収集が簡単:
FileMakerを持たない顧客や協力会社から、直接データをスムーズに受け取れる!
Webとアプリのデータが自動連携:
Webフォームの入力内容を、FileMakerのカスタムアプリへ自動で反映!
業務の入り口が多様化:
社内外を巻き込んだ業務フローの構築が可能!
レポート作成を効率化:
集めたデータをリアルタイムで可視化し、迅速な分析と活用を実現!
FileMakerライセンス選びで失敗しないための3つのポイント

1. 誰が使うか?で決める
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ユーザーライセンス:使う人が決まっている場合に最適。1人から追加可能。
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サイトライセンス:組織の6割以上が使う場合に、お得な一括購入が可能。
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同時接続ライセンス:不特定多数がアクセスする場合に。Webアプリなどに適しています。
2. 契約期間はどっちがいい?
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年間ライセンス(サブスクリプション型):初期費用を抑えて、常に最新版を利用したい方にオススメです!
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永続ライセンス(買い切り型):長期利用する予定があり、トータルコストを抑えたい方にオススメです!
3. 知っておくと得する!
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複数年契約:2年目以降の価格が10%オフ。
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FileMaker Cloud:サーバーの管理を任せたい場合に便利。
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アカデミック・NPO向け割引:教育機関やNPO法人は特別価格で利用可能。
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