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クセ強ライダーの最重要年中行事。無限ループの「北詣で」

クセ強ライダーの最重要年中行事。無限ループの「北詣で」

初めて投稿します。LS名古屋のYです。
少々前のことになりますが、9月中頃に夏休みをとって、家族と旅に出ました。
行先は、北の大地、北海道。 ソロを含めて通算23回目の「北詣で」です。

プロローグ


ワタクシ、生まれも育ちも愛知県で、北海道に親類がいるわけでもありません。
LS事業部らしく、出張などの仕事で稼いだ回数でもありません(仕事で行った過去2回と、50周年記念の社員旅行はノーカウントです)。
23回すべて、100%プライベートです。

原点

始まりとなった最初の「北詣で」は、2002年の盆休み週間のことでした。

ワタクシ、今も昔もライダーですが、最初からバイク選びの「王道」を踏み外し、以来ずっとイタリア車などのクセの強い車両ばかりを愛してきたカワリモノです。(気づけば四輪自動車の選び方にもそのクセが波及。)

当時の車両も、激しい振動と極端な前傾姿勢を強いられる「カフェレーサー」スタイルのイタリアンバイク(長距離ツーリングには絶望的に向かない車両)で、愛知~青森港までの約1020kmを2日掛けて自走。
青森港-函館港間のフェリーの順番待ちに並び、22時頃出港、翌2時頃に、函館へ上陸しました。早朝過ぎて何もできないし、寝る場所があるわけでもなく......暗闇のなか走り出しました。(途方に暮れた感の方が大きく、上陸の感動は薄かった......)
上陸後は特に何かするでもなく、ただひたすらにバイクを走らせることを楽しみ、4日で函館~洞爺湖~帯広~根室~旭川~室蘭と走りました。
帰路は、フェリーの予約が「室蘭港―八戸港」と「仙台港―名古屋港」の2分割になってしまい、結果的に、八戸港から仙台港までの約270kmは、制限時間7時間の自走でした。(フェリーが少しでも遅延したら危うい)
今になって思えば、若気の至り、いや、まさに「若さゆえの過ち」というべき、無茶な計画でした......


過去のクセの強い車両たち
過去のクセの強い車両たち
初回の1枚
初回の1枚

24年のダイジェスト

初回ですっかり「北海道の沼」にハマってしまったワタクシ。
その後も「溜まった宿題(やり残し)を片付けに行くものの、帰るまでに宿題が増えている」という無限ループに陥り、ほぼ毎年通い詰めることになり、現在の「北詣で」に至っています。
その24年の歴史をざっくりダイジェストで振り返ると、こんな感じです。

  • 移動方法がだんだんスマートになる。
  • 道内の行先がほぼ「道東方面」に固定化される。
  • 宿泊先がゲストハウス(旅人向けの民宿のようなスタイル)になる。
  • 宿泊先でお手伝いをしていた「埼玉県のソロライダー」と知り合う。
  • その埼玉県のソロライダーと、苫小牧で待ち合わせて行動するようになる。
  • その埼玉県のソロライダーが妻サンになる。バイク2台でいわゆる新婚旅行へ。道内は妻サンとも共通の知人が多いため、いつもの宿へ挨拶回り(もはや親戚の家を回っている感覚)。
  • お子サマが誕生し、4年ほど「北詣で」をお休みする。
  • 移動手段が四輪自動車になり、家族でいつもの宿へ挨拶回りに行く。(親戚の家を回っている感覚がさらに強くなる)
  • 現地イベントへの参加もはじめる。(北見のカレーライスマラソンなど)

24年のダイジェスト その1
24年のダイジェスト その2

今回の移動手段の検討


長すぎる前置きはこれくらいにして、ようやく今回の9月のお話です。
今回の「北詣で」にあたっては、家庭環境の変化や、燃料費・物価の高騰もあり、北海道へ渡る移動手段には随分と悩みました。
これから北海道を目指す方の参考になればと、今回検討したルートをざっくりまとめてみました。

(※ なお、記載している時刻や季節運航のスケジュールは、あくまでワタクシが調査した時点のものです。運航各社により、ダイヤは容赦なく変更されますので、計画を立てる際は、必ずご自身で最新情報をご確認ください。)

【自家用車+フェリー】のメリット・デメリット比較

敦賀港ルート(愛知出発の定番/仕事終わりに出発)

往路:敦賀港 23:55発 → 苫小牧東港 翌日20:30着
復路:苫小牧東港 23:30発 → 敦賀港 翌日20:30着

[メリット]

  • 福井県の敦賀港までは、愛知からでも高速利用で2時間程度。
  • 仕事終わりに敦賀港へ向かっても間に合うため、休日(移動日)を節約できる。
  • 日中はほぼ丸一日、船内で優雅に過ごすことができる。(船でダラダラと過ごすこの時間が至福。気分がジワジワ盛り上がる。)

[デメリット]

  • 疲れた体で夜の敦賀まで走るのが少ししんどい。
  • フェリー到着が夜なので、道内の初日はほぼ「寝るだけ」。(苫小牧市街の居酒屋で夕飯くらいは食べられるかも。)
  • 苫小牧東港着なので、苫小牧市街まで30分は要する(※ 苫小牧港と東港は別の港です。要注意!)

新潟港ルート(深夜割+車中泊 or 前泊移動)

往路:新潟港 12:00発 → 小樽港 翌日04:30着
復路:小樽港 16:45発 → 新潟港 翌日09:15着

[メリット]

  • 車中泊前提ならば、仕事終わりに新潟へ向かって出発しても間に合う。
  • 到着が早朝なので、道内初日の活動時間が一番長い。
  • 敦賀ルートのような「初日は寝るだけ」の残念な宿泊がない。
  • 前泊したとしても、苫小牧より新潟の方が宿泊費が安い印象(ワタクシの主観です)。
  • フェリーの航路が短いため、運賃が少し抑えられる。

[デメリット]

  • 新潟港までの移動が約500km(高速で最低6時間)と、少しツライ。
  • 関東組が大洗便を取れなかった時の「第2候補」になるため、繁忙期は競争率が高い。

名古屋港ルート(楽なルート)

往路:名古屋港 19:00発 → 仙台港 翌日16:40着 仙台港 19:40発 → 苫小牧港 翌々日11:00着
復路:苫小牧港 19:00発 → 仙台港 翌日10:00着 仙台港 12:50発 → 名古屋港 翌々日10:30着

[メリット]

  • とにかく港が近い。そして船内で優雅に過ごせる。
  • 閑散期は限定の早割プランがあり、割引率が良い。
  • 仙台港に寄港するので、頑張れば仙台で美味しいものが食べられるかも。

[デメリット]

  • 到着までに40時間かかり、スケジュールのロスが大きい(道内初日の残念な宿泊が無いと考えれば、大きなデメリットではないかも?)。
  • 船酔いする人にとっての40時間は地獄。
  • 名古屋入港便は「隔日」のため、旅程の調整が必要。
【飛行機+レンタカー】のメリット・デメリット比較

中部国際空港 ←→ 旭川空港(直行便のみを考慮)

往路:中部国際空港 09:00発 → 旭川空港 10:45着
復路:旭川空港 11:25発 → 中部国際空港 13:25着

中部国際空港 ←→ 女満別空港(直行便のみを考慮)

往路:中部国際空港 14:05発 → 女満別空港 15:55着
復路:女満別空港 16:35発 → 中部国際空港 18:40着

中部国際空港 ←→ 千歳空港

往路:多数
復路:多数

[メリット]

  • どの航路も約2時間で着くため、発着時間次第で、休日を有効活用できる。
  • 早めに航空券を取れば、お値段が比較的安く済む。

[デメリット]

  • 上陸までの時間が早過ぎて、機運が醸成される前(気分が盛り上がる前)に着いてしまう。
  • 早めに予約しないと値段が上がり、「レンタカー代+航空券代」がフェリー代と変わらない、むしろ高くつくこともある。

[運行状況]

  • 中部国際空港 ←→ 旭川空港 / 女満別空港 の直行便は、夏季限定のため、7月中頃~10月中頃だけの運航。
移動手段の決定

熟考を重ねた結果、最終的に選んだルートは以下の通りです。

飛行機
往路:中部国際空港 09:00発 → 旭川空港 10:45着
復路:女満別空港 16:35発 → 中部国際空港 18:40着

レンタカー
出発:旭川空港店 ~ 返却:女満別空港店(乗り捨て)

普段から「飛行機は乗りたくない」を公言しており、実のところ今でもそんなに好きではないワタクシですが、今回はあえて飛行機を選択しました。
理由は、以下のとおりです。

  • お子サマのラーケーション制度の適用範囲内で、全体スケジュールを調整したかったこと。
  • 飛行機未経験のお子サマに「乗り物歴」を増やしてあげたかったこと。
  • 先々を見据えて、持続可能な移動手段の選択肢を増やしたかったこと。
    (いざという時に、「飛行機は嫌!」と泣かれて困らないように......)
  • 旭川空港(午前着)と女満別空港(夕方出発)の発着時間が噛み合ったこと。
  • 早めに予約へ動けたので、費用が少し抑えられそうだったこと。

今回の旅のダイジェスト日記
肝心の今回の旅の内容ですが、ダイジェストで公開し、締めくくりといたします。
お子サマ連れということもあり、近年は割と大人しめの(平和な)行き先に落ち着いてきています。
0日目
  • 荷物の積み込み作業中、ガレージの網戸に突っ込んで網戸を壊す......。出発前夜にして気分が盛大に下がる。
1日目:旭川へ
  • お子サマ、初の飛行機。搭乗時間が近づくにつれ顔がこわばる(でも耳は痛くならなかった模様。ミッションクリア!)
  • 古農家レストランでランチ、酒造見学、デザインセンターを見学。
  • びえい白金温泉でお風呂。
  • 富良野地域の「いつもの宿」に宿泊。

2026年 1日目
2日目:十勝へ移動
  • 道中、黄色の絨毯を見かけて立ち寄ると予想通りのひまわり畑。当たり。
  • 風のガーデンを散策。(近年の我が家の北海道活動ブーム)
  • ランチは、十勝のソウルフード「インデアンカレー」。
  • 予約していた大手乳製品販売事業者の工場見学でチーズ製造工程を学ぶ。
  • 晩成温泉でお風呂。妻サンが「晩成温泉Tシャツ」を買っていた。いつ着るのか謎だ。
  • 南十勝地域の「いつもの宿」に宿泊。

2026年 2日目
3日目:十勝ぶらぶら
  • 十勝ヒルズを散策。(今回のガーデン2軒目)
  • ばんえい競馬を初観戦。記念に500円で「事故に当たらないお守り(ハズレ馬券)」を買う。
  • 焼肉ランチ。
  • 宿でのお茶会用に、限定シュークリームを調達。
  • ナウマン温泉でお風呂。南十勝地域のいつもの宿に連泊。

2026年 3日目
4日目:網走方面へ大移動
  • 弟子屈までひた走る。川湯温泉駅の売切れ必至のカフェへ寄り、運よくエクレアとプリンを調達! 僥倖なり。
  • 摩周そばランチ。
  • オホーツク流氷館で、マイナス世界のなかタオルを振り回す。
  • サロマ湖の温泉でお風呂。
  • 佐呂間地域の「いつもの宿」に宿泊。

2026年 4日目
5日目:帰路、そして現実へ
  • 道の駅 サロマ湖でお買い物。(佐呂間町サポーターズ倶楽部に入っているので)
  • 久々に能取岬へ。通りがかりなので、卯原内のサンゴ草も見ておく。
  • ランチは美幌でバーガーの予定が、まさかの臨時休業。プランBを発動し、お肉屋さんでランチ。
  • 女満別空港で、噂の「蛇口をひねると出るオニオンスープ」を飲む。
  • 女満別空港を出発。自宅へ帰宅。
  • ......壊れた網戸の存在を思い出し、気分が盛大に盛り下がる。

2026年 5日目
翌日
  • 網戸は、なんとか使える程度には復旧できた。

おわりに
かくして、我が家にとって初めての「飛行機を使った北詣で」となりましたが、一番の懸念だったお子サマも飛行機移動を気に入ってくれたようで、一安心でした。
思えば、妻サンと出会ったのも北の大地。我が家の「ルーツ」と言うと少し大げさかもしれませんが、北海道は間違いなく我が家にとって切っても切れない重要な場所です。
今後も家庭円満を維持するための「最重要年中行事」として、これからも家族での巡礼を続けていくことになりそうです。

長文に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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