当社入社後、某大手自動車メーカーにてベンチマーク業務を担当。その後、車両のダイアグ仕様書開発業務を担当し、チームリーダー、プロジェクトマネージャーを経て、30歳で若くして班長(課長職)に就任。現在は、機種・申請業務に加え、管理者として、業務領域の拡大や体制改善にも取り組んでいる。
仕事の内容
車両のダイアグ仕様書開発
某大手自動車メーカー様の車両開発に携わっています。車両開発といっても多岐にわたりますが、私が担当している業務は、車に付いているエンジンやセンサー類が故障をした際に、ユーザーに異常を知らせる、ダイアグ(自己診断機能)と呼ばれるとても重要な機能に関する仕事です。センサーの油圧や電圧、温度が異常値になった場合に、アラートを出すための仕様検討を行っています。
仕事のやりがい
仕様書通りに自動車が動いた時
仕様書が完成すると、試作車を使ったテストフェーズに移ります。様々な負荷を加えて評価・検証を繰り返し行っていくのですが、自分たちが作った仕様書通りの結果が出た時はとても嬉しいですね。それに、実際の自動車を使ってテストをするという点は、一般的なソフトウェア開発ではあまりないことだと思いますので、そういったところはモビリティ事業部ならではの魅力だと思います。
一番苦労したエピソード
深く理解し、分かり易く説明すること
「なぜこれで大丈夫なのか?」を資料に落とし込み、説明する。これが一番大変でした。異常を判定する仕様となるため、裏を返せば正しい動きをすべて把握しておく必要があります。新しい車両開発を行う際は、モノ(ハード、ソフト)同士のつながりをすべて理解するところから始まりますが、理解しないといけない内容が本当に多いんです。自分なりに落とし込み、まとめ、説明する。言葉ではシンプルですが、他人に理解してもらいやすいものを作るというのは、割と難しい作業です。昔は"本当に理解してる!?"なんてよく言われましたよ笑
今後の目標
新しい領域への挑戦
私のチームは、ダイアグ仕様書開発が主軸ですが、現在はデータ収集・分析の分野にも手を伸ばし始めています。例えば、市場での充電データを収集し、機能ニーズの有無について提案する。といった作業になります。今後は、データ収集のシステムそのものにも挑戦をし、チームとして開発業務を増やしていきたいと考えています。
Yさんの一日のスケジュール
学生へのメッセージ
「何事も意欲的に」
私のチームでは、ソフトウェア開発とは少し違った仕様書開発業務が中心で、比較的難易度も高い傾向にあると思いますが、その分やりがいをしっかりと実感できる現場だと感じています。私もどんどん新しいことに挑戦をしていきたいと考えていますので、是非、意欲的な人、好奇心旺盛な人は歓迎します。自動車に興味があれば、尚更、大歓迎です。
編集後記
モビリティ事業部で、若くして班長(課長職)に就き、チームを牽引しているYさん。まだ世に出ていない自動車の開発等、モビリティ事業部ならではの仕事の楽しさややりがいを話して頂きました。新しい領域への挑戦がうまく行くことを願っています。
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