大手総合商社 A社
A社は、国内外で130以上の拠点を持ち、ロジスティクス部門のグローバル生産部品、金属、石油、プラント、保険等、幅広く事業を手掛ける大手総合商社である。
背景
A社では、大規模な基幹システムが導入されていたが、「自分達の業務に合っていない」「融通が利かなく扱いづらい」と、各部署の現場担当者より声があがっていた。そこで、業務改善・効率化を図るべく、基幹システムと実業務の橋渡しとなるシステム導入を検討することになった。しかし、パッケージ製品では、自社の要望・要件を満たすことができず、スクラッチ開発では自社の要望を満たすことが出来る一方、費用面、開発難易度やメンテナンスにおいて欠点があった。そこで、最適なプラットフォームを検討した結果、RDMBS(リレーショナルデータベース管理システム)である、FileMaker(ファイルメーカー)の選定に至った。
課題
A社では、具体的に、以下の課題が存在していた。
- 納品書、請求書等のフォーマットを取引先から指定されており、基幹システムからそれらの帳票物を出力する事ができず、Excelで一から作成していた
- 基幹システムでは、見積書の作成にあたり、入力項目にあらかじめ決められた情報しか入力ができず、Excelにて補足情報の資料を作っていた
- 発注依頼書の発行が基幹システムから出力する事が出来ない為、一からExcelで作成し依頼を行っていた
解決
FileMaker(ファイルメーカー)を活用し、基幹システムとの連携をする見積・受発注管理システムを構築したことで、上記の課題が解決した。
- 取引先から指定された納品書、請求書等の帳票物を、新システムから出力することが出来るようになった
- 見積書の明細行や備考等、詳細情報を入力する事ができるようになり、顧客や案件ごとに、柔軟に対応することが出来るようになった
- 基幹システムから発行ができない発注依頼書についても、基幹システムのデータを新システムに取り込み、適切なフォーマットで発行することが出来るようになった
選定理由
FileMaker(ファイルメーカー)及び日本インフォメーションを選定した理由
- FileMaker(ファイルメーカー)は、米Apple社の100%出資会社である、Claris(Claris International Inc.)が製造元ということもあり、製品としても、実績値としても、信頼ができるプラットフォームであった
- FileMaker(ファイルメーカー)は、アプリを簡単に開発することができるローコード型のクロスプラットフォームのため、スクラッチシステム開発のデメリットである、開発の難しさ、開発費用の高さ、開発工数の確保、メンテナンスの難しさ等、全てクリアすることができた
- A社ご担当者様より:「日本インフォメーションは、当社のグループ会社でのシステム開発実績があり、評判が良かった。また、本システムの提案は、比較調査の為、複数社から提案を頂いたが、当社の課題により的確に答え、親身に対応頂いたのが日本インフォメーションだった。」
その他、導入効果
課題解決とは別に、導入後に感じられた効果等
- FileMaker(ファイルメーカー)を導入したことで、機能追加やレイアウト修正の要望があった際、簡単なものであれば、内製で対応することができるようになった
- 本システムの導入後、他部署からも同様の仕組みが欲しいと相談があり、横展開が実現された。会社として、大幅な業務効率化に繋がった
FileMaker(ファイルメーカー)の製品詳細はこちらから
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