三度の飯の後に本を読む人
略して本人でございます。
昼休憩時ももっぱら読書をしておりますので、
現地にて本人確認をしていただけます。
私は今年から配属されたピカピカの一年生です。
何かと自己紹介の機会は多く、その度にやはり読書と答えています。
しかし読書と言う人に対する印象は、一般的に無趣味な奴と捉えられることが多いものです。
原因は超個人的活動かつ、特殊性の無さにあります。
これがもし「趣味は読書感想文でーす!」なら、少しは興味をひかれるでしょう。
残念、本を読むだけです。
本を読んだと聞いて「えええっ!?」と興奮する人はいません。
会話に花が開きません。枯れます。
悲しいですね。新しい種を撒いてください。
さて、読書勧誘文ということで、
普段読書をしない人にもおススメのカテゴリをご紹介します。
それは短編小説です。
長編小説は序盤、主人公の状況や人間関係を描写する兼ね合いで
どうしても物語が動かず、飽きてしまいがちです。
(かくいう私が積んでいる本の多くは長編小説です)
短編小説は起承転結をするっと体験でき、
空いた時間にさらっと読めるので、
気づけば一冊読了できます。
オムニバス小説と呼ばれる、同じ舞台に別々の主人公が登場するものも
区切りが多く読みやすいと思います。
具体的なおススメを挙げますと、
短編小説なら「私は存在が空気|中田永一」
オムニバスなら「ふたえ|白河三兎」
となります。詳しくは長くなるのでぐぐってください。
近年は一般小説もライトノベルよろしく、映える表紙が多くなっています。
短編小説に限らず、タイトル、表紙、あらすじなど、
少しでも「おっ」となるものがあったら、存外良い出会いとなるやもしれません。
書店で雑誌や漫画、あるいは文具を買うついでに、
たまには何か一冊手に取ってみませんか?