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秋に向けて、おすすめの本2選!

秋に向けて、おすすめの本2選!

こんにちは。大阪LS事業部のOです。

ここ最近少しずつ冷えてきて、夏が終わり秋に移り変わろうとしていますね。

秋と言えば様々な秋がありますね。

食欲の秋、スポーツの秋、芸術の秋などなど。

私は根っからの活字中毒者なので、秋と言えば 読書! としかなりません笑。

そんな活字中毒者の私がおすすめする小説を2つご紹介しようと思います。

今回は手に取りやすい有名どころを紹介するので、是非参考にしてみてください。

ムゲンのi

1冊目は知念実希人氏のムゲンのiになります。

こちらのジャンルはSFミステリーとなっております。

自分は初めてこの本を読んだとき、何も考えずに読み進めていましたが、その結果、見事に伏線に引っ掛かり、一瞬脳が思考を放棄するほどの衝撃を受けました。

すげー!こんな伏線絶対気づかんて!と感じるほどでした。

前置きはこれくらいにして、あらすじを話すと、

この世界では眠りから醒めない謎の病気〈特発性嗜眠症候群〉通称イレスと呼ばれる難病を患った患者が、女医である主人公「識名愛衣」の勤める神研病院に4人入院しています。

この4人のうち3人を、主人公が抱えていましたが、謎の病気ということで主人公も戸惑っていました。

そんな時、霊能力者である祖母から、患者を目醒めさせるには、魂の救済〈マブイグミ〉をするしか方法はないと知らされます。

ユタ(沖縄の霊能力者のこと)の力をもつ愛衣ならば魂の救済〈マブイグミ〉を執り行うことができるため、愛衣は祖母から受け継いだ力を使って患者の夢の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉と一緒にマブイグミに挑み、イレスを治療していく!

というお話になっています。

あらすじを読んだだけでは???となることでしょう。

なので、箇条書きであらすじに書かれていない部分も含め、ネタバレを避けるように纏めてみようと思います。

この世界では、眠りから醒めない謎の病気〈特発性嗜眠症候群〉通称イレスと呼ばれる難病が存在する。

主人公である「識名愛衣」は、このイレス患者を4人受け入れている神研病院に勤めていて、イレス患者4人のうち3人を担当する。

愛衣は幼いころに「少年X」が起こした猟奇的無差別殺人事件により、長期的なトラウマを抱えている。

愛衣は、謎の難病ということもあり、戸惑ってはいますが、患者を治療してあげたいと強く思っている。

そんな時に、霊能力者である祖母から、ユタの力をもつ愛衣ならば、イレス患者を救う事ができると告げられる。

愛衣は祖母から受け継いだ力を使い、患者の夢の世界に飛び込み、魂の分身〈うさぎ猫のククル〉から、イレスの患者はマブイ(魂のようなもの)を吸い取られてしまった為、深く精神を閉ざし眠りから目覚めないと教えられる

それを知った愛衣はククルと共に、マブイグミをするため患者の『夢幻の世界』に入り込み患者を救う旅に出る

患者の夢の世界で、愛衣は患者の過去の記憶を辿り、何故イレスを患ってしまったのかを知ることになる

愛衣は、3人のイレス患者がイレスを患った原因がこのもうひとりのイレス患者であると知るが、この4人目の患者は厳重に匿われて、頑なに情報が閉ざされているため、愛衣はその原因の人物に辿りつく事ができない。

この4人目は、連続殺人事件の関係者と警察に話される。

という感じになっています。

この小説最大のミステリーはこの4人目の患者、そして過去の猟奇的無差別殺人事件の犯人である「少年X」の正体です。

そして、愛衣が3人のイレス患者にマブイグミを行うことによって、目覚めさせる過程ですべての点が線になり繋がっていき、最大の見どころである種明かしのシーンを見た瞬間、まず間違いなく衝撃を受け、読み進めることを一度止め、上巻から読み直すことになるでしょう。

このとき受ける衝撃は、上巻からどれほど深く、しっかり読み込めるかで衝撃の強さが変わってきます。

私はかなり深く読み込むタイプなので、そのシーンを見た瞬間に、雷を受けたような衝撃を受け、ものの見事に上巻から見直すことになりました笑。

そんな衝撃を感じられ、最後は温かい気持ちになれる、素晴らしい作品となっています。

世界でいちばん透きとおった物語

2冊目は杉井光氏の世界でいちばん透きとおった物語になります。

こちらの作品もミステリー小説になりますが、夢の世界やら殺人事件などといったSFチックなものではなく、純粋なミステリーとなっています。

よくこの作品で聞くことは、「電子書籍化不可能」や「紙の本でしか体験できない経験」、「何を言ってもネタバレになるから、スゴイとしか言えない」など様々な感想がみられます。

さて、また前置きが長くなっていきそうなので、あらすじに行きましょう。

癌の闘病を経て61歳で死去した大御所ミステリ作家の宮内彰吾は女癖が悪く、妻帯者でありながら多くの女性と交際しており、そのうちの一人と作った子供が主人公・藤阪燈真です。

宮内の死後、彼の長男から絡が燈真に入り、一度も会ったことがない父の遺稿を探すことになります。

知り合いの編集者の霧子さんの力も借りて、業界関係者や宮内の愛人たちに調べを入れていくうちに、宮内の複雑な人物像を知っていきます。

宮内の遺稿を狙う別の何者かの妨害もありつつ、燈真宮内の遺稿「世界でいちばん透きとおった物語」に隠された衝撃の真実にたどり着く!

と言ったあらすじになっています。

この作品はミステリーなので、犯人は存在します。

なんなら予想もできるし、的中させることも可能です。

自分も予想し、的中させることもできました。

物語そのものは普通のミステリーなので、評価を見ると「つまらない」といったものが予測変換に出てくる程度には評価も分かれています(賛否あるのは当然なので仕方ないですね)。

では、何故私はこの本をお勧めするのか?

それは物語ではなく、この「本」そのものに仕掛けられたトリックを見つけた瞬間に鳥肌が立つからです。

私がこの本を読み、仕掛けに気づいたときは「!?」と頭の上に吹き出しが出ていたことでしょう笑。

それくらい、気が付いた時の衝撃はすさまじいものでした。

ヒントがネタバレになりそうなので、可能な限り頑張ってヒントを出すと、

作中に出てくる小説や作家の名前が現実に存在するものであること。

燈真は脳の病気の後遺症から「紙の本」が読めなくなっていた。

 しかし、作中では谷崎潤一郎の『春琴抄』は読み通せた。

 テスト問題や母の校正の手伝いのために読んだゲラ刷りも問題なく読めたこと。

 そもそも電子書籍なら読めるということ。

電子書籍には可能で、紙の書籍に不可能なことは何か、またその逆は何か

タイトルの「透きとおった」の意味(なぜ透き通ったじゃダメなのか)

最後の「     」は、何が書いてあるのか

辺りですかね。

これでもかなりギリギリを攻めているので、後は自分の目と頭で解いてみてください。

まとめ

以上、おすすめの本2作品でした。

読んでほしい、この衝撃を共有したいという気持ちで、かなりの長文になってしまいました笑。

この他にも、おすすめの本は沢山ありますが、手を出しやすい有名どころであれば、この2冊は外せないと思います。

それくらい素晴らしい作品なので、食わず嫌いせず一度手に取ってみてください!

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