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最適なローコード開発ツールの選定方法

最適なローコード開発ツールの選定方法

こんにちは。FileMaker推進企画です。

ビジネスのスピードがますます加速する中、企業はより迅速かつ柔軟なシステム開発を求められています。
ローコード開発ツールは、そんな企業の悩みを解決する一つの答えとして注目を集めています。
しかし、多様なツールが存在する中で、自社に最適なものを選ぶのは容易ではありません

本記事では、開発の目的、必要な機能、コスト、将来性など、多角的な視点から最適なツール選びをサポートし、
効率的な開発環境の構築に向けて、具体的な選定方法を紹介します!


ローコード開発ツールの選定基準

ローコード開発ツールを導入する際、自社のニーズに最適なツールを選ぶことが重要です。
ここでは、ツール選定の際に考慮すべき主要な基準について詳しく解説します

- 開発目的と規模
  社内で使用する小規模なアプリケーションを作るのか、顧客向けの大規模なシステムを構築するのか、
  目的によって適したツールは異なります
  例えば、簡単な業務効率化ツールであれば、使いやすさを重視したツールが適しているでしょう。
  一方、複雑な業務システムの開発には、より高度なカスタマイズ性を持つツールが必要になります。

- 必要な機能とインテグレーション
  開発するアプリケーションに求められる機能を洗い出し、それらをカバーできるツールを選ぶ必要があります。
  また、既存のシステムやデータベースとの連携が必要な場合、
  それらとの互換性や統合のしやすさも重要な選定基準となります。
  例えば、すでにMicrosoft製品を多く使用している企業であれば、 
  それらとの連携が容易なツールを選ぶことで、導入後の運用がスムーズになるでしょう。

- ユーザーのスキルレベル
  ローコード開発ツールは、プログラミング経験の少ない人でも使えることが特徴ですが、
  ツールによって必要なスキルレベルは異なります
  社内のITリテラシーや、開発に携わる予定の人員のスキルを考慮し、適切な難易度のツールを選ぶことが大切です。
  使いこなすのが難しすぎるツールを選んでしまうと、導入後の活用が進まない可能性があります。

- セキュリティ要件
  取り扱うデータの機密性や、法令遵守の必要性に応じて、
  適切なセキュリティ機能を備えたツールを選ぶ必要があります。
  データの暗号化、アクセス制御、監査ログの取得など、必要なセキュリティ機能をチェックしましょう。
  また、クラウドサービスを利用する場合は、データセンターの所在地や、
  サービス提供会社のセキュリティポリシーなども確認することをお勧めします。

- コストと予算
  ローコード開発ツールの価格体系は、
  月額サブスクリプション型、ユーザー数に応じた従量課金型、一括購入型など、様々です。
  初期費用だけでなく、運用コストや将来的なスケールアップに伴う費用なども考慮に入れて検討しましょう。
  また、教育研修や技術サポートにかかる費用も忘れずに計算に入れる必要があります。

- 将来性とベンダーのサポート体制
  選択したツールが長期的に使えるかどうかを見極めることが大切です。
  ベンダーの開発ロードマップや、新機能の追加頻度、ユーザーコミュニティの活発さなどをチェックしましょう。
  また、日本語でのサポート体制が整っているかどうかも、スムーズな導入と運用のために重要なポイントです。

これらの基準を総合的に評価し、自社のニーズに最も適したローコード開発ツールを選定することが、
成功への近道となります。

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まとめ

本記事では、最適なローコード開発ツールの選び方について紹介しました。

ローコード開発ツールの導入には、慎重なアプローチが必要です。
まずは、小規模なプロジェクトから始めることをお勧めします。
これにより、ツールの特性や課題を把握しやすくなります。
同時に、社内での教育体制を整えることも重要です。
ツールの使い方だけでなく、アプリケーション開発の基本的な考え方も学ぶ機会を設けましょう。

また、従来の開発手法との併用も検討すべきです。
ローコード開発ツールで対応できない複雑な処理は、従来の開発手法で補完することで、
より柔軟なシステム構築が可能になります。

導入後は、定期的な評価と改善を行うことが大切です。
ユーザーからのフィードバックを積極的に収集し、継続的な改善につなげていくことで、
ローコード開発ツールの効果を最大限に引き出すことができるでしょう。

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日本インフォメーション㈱ではローコード開発ツールのFileMakerを取り扱っています。
これまでご説明してきたような業務効率化やシステム開発の実現に向けて、
具体的なご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!




     
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