こんにちは。FileMaker推進企画です。
今回は、近年システム開発の現場で注目を集めている「ローコード」についてです。
最小限のプログラミングで、直感的な操作によってアプリケーションを開発できる手法として、
多くの企業で導入が進んでいます。
でも、「具体的にどんなメリットがあるの?」「自社の業務に本当に合っているの?」という疑問をお持ちの方も多いはず。
この記事では、ローコード開発の特徴やメリット・デメリットを詳しく解説していきます!
目次
ローコード開発とは?基本的な特徴と仕組みを解説
ローコード開発のメリットと活用方法
導入時の注意点とデメリット
~ まとめ ~
ローコード開発の導入ステップと成功のポイント
ローコード開発とは?基本的な特徴と仕組みを解説
みなさんは「ローコード開発」という言葉を聞いたことがありますか?
最近よく耳にするようになってきたこの開発手法、私たちの業務をぐっと効率的にしてくれる可能性を秘めているんです!
ローコード開発の基本的な考え方は、とてもシンプル。
プログラミングのコードをほとんど書かずに、
視覚的な操作でアプリケーションを作れる開発手法なんです。
例えるなら、レゴブロックのように、必要な機能をパーツのように組み合わせていくイメージですね!
従来のシステム開発では、専門的なプログラミング知識を持つエンジニアが、
一つ一つコードを書いていく必要がありました。
でも、ローコード開発ではどうでしょう?画面上でマウスをクリックしたり、
ドラッグ&ドロップしたりする直感的な操作で、アプリケーションを作ることができるんです。
では、具体的にどんな仕組みで開発を進めていくのでしょうか?
ローコード開発では、開発プラットフォームが用意する便利な機能を活用します。
データベースとの連携・画面のデザイン・業務のフロー作成、などの機能があらかじめ用意されているので、
必要なものを選んで組み合わせるだけで目的のアプリケーションが作れちゃうんです。
特に注目したいのが、プログラミングの専門知識がなくても開発できるという点。
もちろん、より複雑な機能を実現したい場合は、必要に応じてコードを追加することもできます。
つまり、業務の内容をよく理解している現場のスタッフが、直接システムを作れる可能性が広がるということなんです。
ちなみに、似たような言葉で「ノーコード」という開発手法もありますが、これとは少し違います。
ノーコードが完全にコードを書かない開発手法なのに対し、ローコードはより柔軟な対応が可能となります。
必要な場合はコードを追加して、細かな機能の調整もできるんです。
このように、ローコード開発は、システム開発の敷居を大きく下げてくれる画期的な手法と言えます。
でも、「本当に自分たちの業務に合っているの?」「導入するメリットって何だろう?」そんな疑問も出て来ます。
ローコード開発は、現代の企業が抱える様々な課題に対する解決策として注目を集めています。
具体的にどんなメリットがあって、どう活用していけばいいのでしょうか?
次のセクションでは、その点について詳しく解説していきます!
ローコード開発のメリットと活用方法
ローコード開発には、企業の業務改善やデジタル化を加速させる多くのメリットがあります。
ここからは、実際の活用シーンを想像しながら、具体的なメリットと活用方法を見ていきましょう!
- 業務部門主導の開発が実現!
従来のシステム開発では、業務部門が「こんなシステムが欲しい」と思っても、
情報システム部門に依頼して順番を待つ必要がありました。
でも、ローコード開発なら、業務の内容をよく知る現場のスタッフが直接システムを作ることができます。
- アイデアをすぐにカタチにできる
「この作業、もっと効率化できないかな?」「こんな機能があれば便利なのに」
そんなアイデアが浮かんだとき、すぐに試してみることができ、現場のニーズに応じた迅速な改善が可能になります!
- システム改善の継続的な実施
一度作ったシステムも、業務の変化に合わせて柔軟に改善できます。
「ここをちょっと変えたい」「あの機能を追加したい」といった要望に、素早く対応できます。
システムを育てていく感覚で、継続的な改善が可能になります!
- プロトタイプ開発での活用
新しいサービスやシステムを検討する際、
まずは簡単な試作版を作ってみたい...そんなときにもローコード開発は活躍します。
アイデアの検証や、ユーザーの反応を確認するための最小限の機能を持つシステムを、素早く作ることができます。
このように、ローコード開発には様々なメリットがありますが、もちろん導入にあたっては注意点もあります。
次のセクションでは、導入時の注意点とデメリットについて詳しく解説していきます!
導入時の注意点とデメリット
ローコード開発には多くのメリットがありますが、導入を成功させるためには、
いくつかの重要な注意点とデメリットについても理解しておく必要があります。
ここからは、実際の導入に向けて、押さえておくべきポイントを詳しく見ていきます!
- 適用範囲の見極めが重要!
ローコード開発は万能ではありません。
例えば、大規模で複雑なシステムや、高度なセキュリティが求められる基幹システムの開発には、
従来型の開発手法の方が適している場合もあり、「どんなシステムをローコード開発で作るのか?」
この見極めが、導入成功の鍵となります。
- 既存システムとの連携時の注意点
社内にすでに稼働しているシステムとの連携が必要な場合、思わぬ課題に直面することがあります。
データの連携方法や、セキュリティポリシーとの整合性など、事前に十分な検討が必要です。
特に基幹システムとの連携を考える場合は、慎重な判断が求められます!
- カスタマイズの制限に注意
ローコード開発プラットフォームには、それぞれ特徴があります。
カスタマイズできる範囲も、プラットフォームによって異なるため、
「これはできるだろう」と思っていた機能が実現できないこともあるので、事前に十分な機能の確認が必要です。
- 運用体制の整備も大切
「誰が」「どのように」システムを運用・保守していくのか。この点も重要です。
ローコード開発は比較的簡単にシステムが作れる反面、
運用ルールが整備されていないと、統制の取れないシステム乱立につながる可能性も。
きちんとした運用体制を整えることが大切です!
- 開発者の育成
確かにローコード開発は従来の開発より敷居は低いものの、
効果的に活用するためには、それなりの知識とスキルが必要です。
計画的な人材育成を考えておくことをおすすめします。
このように、ローコード開発には検討すべき課題もありますが、
これらの点に適切に対応することで、大きな効果を得ることができます。
次のセクションでは、これまでの内容を踏まえて、具体的な導入ステップと成功のポイントについてまとめていきます!
まとめ:ローコード開発の導入ステップと成功のポイント
これまで見てきたように、ローコード開発には多くのメリットがありますが、成功のためには計画的な導入が欠かせません。
ここでは、実践的な導入ステップと、押さえておきたいポイントをご紹介します!
- 導入前の準備がカギ!
まずは、ローコード開発を活用できる業務領域を明確にしましょう。
「どんな業務を改善したいのか?」「どのような課題を解決したいのか?」具体的なゴールを設定することが重要です。
また、開発に携わるメンバーの選定も重要で、自社で選定される場合はこの段階でしっかりと検討しておくことをお勧めします。
さらに、自社での検討が難しい場合は、弊社のようなシステム開発会社に相談するのも一つの選択肢です。
システム開発会社の専門知識を活用することで、業務の適合性や課題の優先順位を明確にし、
よりスムーズな導入を実現できます。 - 私たちはFileMaker®からのバージョンアップ、カスタマイズ、新規開発はもちろん、
当社の強みであるインフラネットワーク、基幹系システムのノウハウを活かしたご提案が可能です。
開発手法も受託開発であればウォーターフォール型、技術支援であればアジャイル型、
といった形で開発する際の状況に応じて提案させていただきます。 - ■ウォーターフォール型開発手法
■アジャイル型開発手法
- 運用ルールの整備も忘れずに
開発ガイドラインやセキュリティポリシーの策定も重要です。
「誰が」「どのような手順で」開発を進めるのか、明確なルールを設けることで、安全で効率的な開発環境が整います。
- 今後の展望も見据えて
デジタル化の波は、今後さらに加速していくことでしょう。
その中でローコード開発は、業務効率化やデジタルトランスフォーメーションを実現する重要なツールとなっていきます。
柔軟な発想で、新しい可能性にチャレンジしていくことが大切です!
日本インフォメーション㈱ではローコード開発ツールのFileMakerを取り扱っています。
これまでご説明してきたような業務効率化やシステム開発の実現に向けて、
具体的なご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!
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