Takaです。
2017アメリカ紀行最後の記事です。
NY市のthe five boroughs(5つの行政区)のFree Wi-Fi事情が凄いことになってました。とにかく至る所にWi-Fiホットスポットがあり、誰でも無料の Wi-Fiの恩恵が受けられる。その代表格が、NY市が2014年から市内全域に無料Wi-Fiを張り巡らそうと始めたプロジェクト、その名も"LinkNYC"。https://www.link.nyc/
ダウンタウンを現地の友人と歩いている時に、「最近は街中にLinkNYCがあって気軽にWi-Fiを利用できるんだよ」と得意気(?)。)その写真はこちら。
↑横からの写真 ↑正面のパネル部分の写真
このWi-Fiホットスポットの"キオスク"と呼ばれる設備は元々公衆電話が設置されていた場所にあり、携帯が普及し現在使われなくなった公衆電話網を"キオスク"に置き換えているそうです。右の写真にも写っていますが、"キオスク"にはタブレット機能が備えられています。LinkNYCで出来ることは:
・ギガビットの高速Wi-Fiに接続可能
・アメリカ国内への無料電話
・USBボートでの電子機器の急速充電
・NY市のサービスへのアクセス
・地図や経路の検索
・911(緊急通報)
・Webの閲覧(ただし設置タブレットによるブラウジング・閲覧機能は諸事情により2016年に打ち切り)
これらは全て無料で利用できますが、なんと税金は使われておらず、全て広告費で賄われているそうです。凄いですね。これまた無料。エアポートのタブレットしかり、Uberしかり、アメリカは利用者からは直接お金を徴収せずにビジネスを成り立たせるのに長けてます。
この他NYでは地下鉄の駅、図書館やミュージアム等の施設、公園、カフェ
、大手チェーンの本屋
でFree Wi-Fiに接続できます。私はわざわざイ○トのWi-Fiを日本で借りて行ったのですが、「正直借りて行かなくても全く問題なかったなー」と少し後悔。これまた海外から来た観光客には助かるサービス。日本も観光立国を目指すなら、これぐらい大胆な事をしないと。
余談ですが、設置タブレットによるWebの閲覧が打ち切りになった理由は。。。そう、"おうちがない方たち"の居座りが問題視されたためです。一日中、備え付けのタブレットで動画(アダルト系との噂)を見たり、音楽を聴きながら、色んなものを充電をしたり、とやりたい放題な人が出現したためだそうです。私が思うアメリカ人の特徴の一つに「"タダ"のものに対して遠慮がない」ところがあると思います。こういう不逞の輩が登場することは最初から予測できたんじゃないかと思いますけどねえ。
参照:LinkNYC
実際に私もダウンタウンを歩いていたら、まさに↑のイメージ写真のような強者に遭遇。人通りが多い道にも関わらず"キオスク"の真横に寝転んで、携帯をUSBポートから充電しつつ、その携帯から音楽を聴いてくつろいでる!最初に見かけたときには、「自宅のリビングかっ!」と思わず二度見をしてしまうぐらいのインパクトでした!!さすがに写真に収める勇気はありませんでした。⤵⤵
"2017アメリカ紀行 ICT事情見聞録"は以上となりますが、これからも新しくユニークなサービスを日々探しながら、Blogで紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いします。