RPAとは?
RPAとは「Robotic Process Automation」の略語であり、ソフトウェアロボット技術を用いた業務自動化の総称です。
労働人口が減少し働き手が不足している現代において、人間の代わりに作業を担ってくれる技術がRPAとなります。
RPAでは、人がシステムに何十件も手入力で行っていた煩わしい業務をロボットが代行して業務を行うことが可能です。従来のシステム開発であれば既存のシステムに手を加える(改修する)必要がありましたが、RPAは既存のシステムを変更せずに人間の業務そのものを自動化することにより、従来のシステム開発より安価で、かつ、費用対効果がはっきりと出やすい現代において最適なシステムソリューションとなります。
RPA Solution for GRANDITについて
当社では「RPA Solution for GRANDIT」のご提案を行っております。
「RPA Solution for GRANDIT」は、純国産のWeb ERPメーカーであるGRANDIT(株)のRPA製品です。
一般的にRPAでは、大量のデータを並列的に処理をするサーバー型と、各々のクライアントPCで動くデスクトップ型の2種類が存在します。 「RPA Solution for GRANDIT」は、後者のデスクトップ型に強みを持っており、小~中規模の自動化に適したソリューションです。
また「RPA Solution for GRANDIT」では、ロボットのバージョンやセキュリティを管理する管理ロボットがございます。 ロボットの数も増え、バージョンの管理が煩雑になる場合は管理ロボットを構築することで、サーバー側で一括管理をすることができ、各クライアントPC側でロボットの管理をする必要がなくなります。
主な特徴
「RPA Solution for GRANDIT」では、以下の特徴があります。
オブジェクト認識(言語構造解析)によるアプリケーションのコネクターが多数
RPAがお客様の業務アプリケーションと連携するにあたり、一般的に「座標認識」「画像認識」「キーストローク」「オブジェクト認識」が存在します。
座標認識や画像認識は業務部門様にとって比較的扱いやすい認識方法(ロボット作成が容易)ですが、その反面ロボットの動作が不安定になり業務の途中でロボットが止まってしまったりするケース少なくはありません。オブジェクト認識では、プログラミングの言語構造を解析し認識することでインターネットに接続して閲覧している外部サイトが勝手にレイアウトを変更しても、ロボットが止まることなく安定的に動作します。「RPA Solution for GRANDIT」では、基本的にはオブジェクト認識を採用しておりますので業務レベルで安定したロボットを稼働させることができます。
また、オブジェクト認識に優れているロボットにおいても、メーカーによって認識率が異なっており、特に「RPA Solution for GRANDIT」ではオブジェクト認識に優れている製品となっております。
- 座標認識
画面端の起点から座標軸で指定します。比較的開発は簡単であるものの、ロボットが動かなくなってしまうリスクはとても高く、安定性が低い認識方法です。
- 画像認識
画面上の画像をロボットに記憶させます。メリットは開発のしやすさですが、画像が変更となった場合や、類似した画像が複数ある場合は認識が困難となります。 少しずつ精度も向上しており、座標認識より安定性がある認識方法です。
- オブジェクト認識
HTMLやWindowsなどのプログラミングを解析し認識をさせる仕組みです。現状、一番安定性の高い認識方法であり、ビジネスレベルで利用するには最適だと考えていますが、他の認識方法に比べて開発難易度が高くなります。
アシスト機能による人の業務の補助
「RPA Solution for GRANDIT」では「全自動ロボット」と「アシストロボット」の2種類がございます。
世間で言われるところのRPAは「全自動ロボット」に該当します。「全自動ロボット」は、人間の判断を必要としない定型業務を得意としておりますが、多くの業務は人間の判断を交えながら行う業務が多いのが現実であり、ロボットでは自動化対象外となるケースが多いでしょう。
「アシストロボット」は「RPA Solution for GRANDIT」特有の機能であり、自動化できる部分はRPAで自動化し、そうでない部分は人間の判断処理を残したままのロボットを開発することが可能です。
例えば営業から新規顧客との取引申請を経理部門が受け取るとします。
その場合、経理部門は財務情報などから与信判断を行い取引可否のジャッジや取引可であれば、顧客管理システムへマスタ登録を行うでしょう。
そのような場合、一般的なRPAでは与信判断などのその状況に応じて決定する処理(人間の判断)が入ると、業務そのもののロボット化は不可になります。
しかし「アシストロボット」では
- 決算情報を外部サイトから取得する部分...ロボット
- 取得した情報から与信額の判断...人
- 顧客マスタに登録...ロボット
など、人間とロボットの共存運用が可能です。
複数の業務システムを一画面に集約化
「RPA Solution for GRANDIT」では、ユーザーの思い通りに画面を作成することができます。
例えばコールセンターのようなオペレーション業務において、オペレータはクライアントからの問いあわせがあると平均して6業務アプリケーションを同時に切り替えながら対応をするといわれています。
アシストロボットを利用することで各業務システムの必要なデータを1画面に集約して表示することが可能です。
実体は裏でロボットが6業務アプリケーションを操作しているのですが、オペレーターは情報が集約された1画面を見て業務を行うだけでよくなります。
リーズナブルなロボットを提供
RPAでは利用に応じた支払いを定期的に行うサブスクリプション方式でのご提供が一般的ではありますが、「RPA Solution for GRANDIT」では、RPA業界では珍しく買取でお客様へご案内しております。
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