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VR研究会 〜VRの歴史〜

VR研究会 〜VRの歴史〜

はじめまして。NEXT事業部のMと申します。
社内でVR研究会を担当しています。
本日は、そんなVRに関する簡単な歴史について語ろうと思います。

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時は2019年
VR元年という言葉が誕生してからはや3年が経ちました。

しかし毎年のように
今年こそが本当のVR元年だ!
と言われ続けているのは、まだまだVRというものが世の中に浸透していないからでしょう。
そもそも、興味のない人はそんなことすら知らないでしょう。

では、なぜ浸透しないのでしょうか?
接続が面倒、長時間利用すると蒸れる、お化粧がついちゃう、値段が高い、色々理由はあるでしょう。

しかしそれらもきっと、VRがとてつもなく素晴らしいものであれば我慢もできましょう。
私が思うに、理想と現実に大きな差があるからではないかと思います。

皆の思い描く理想のVRとはこのようなイメージですよね。
VR_1.png

しかし、知っての通り現在における現実のVRはこの程度です。
VR_2.png

このような現実を目の当たりにしながらも、VRに期待を込める人は世の中に大勢います。

それもそのはず。この数年間での進化の速さを考えると、理想のVRに近づく日はそう遠くないと期待することができるからです。

どれ程の進化速度なの?
ここで、簡単なVRの歴史をまとめてみした。
VR_3.png

従来より、VR機器というのは非常に大掛かりで高価なシステムが必要と考えられてきました。
・高精度であり、なおかつ非常に小さいディスプレイを2枚も用意しなければならない。
・ジャイロセンサーなんて、一般人はWiiリモコンくらいでしか見たことがない時代です。
・更にはCPUやGPUを内蔵すると大きく重くなってしまうので、それを軽量化しなければならない。
・最終的にはこれらを頭にかぶれるサイズで実現しなければならない。
もちろん何百何千万という価格になってしまいます。
石油王かスネ夫くらいしか買うことはできませんので、これらは主に研究目的の代物でした。

今では当たり前となった、一般のご家庭でも購入可能なOculus Riftの登場というブレイクスルーが起きたのは2012年ですが、ここに至る流れとしてスマートホンが普及したという過去が重要になります。
一体何が起きたのでしょうか。

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時は遡ること10年前。
2009年以前は、スマホというものが若干話題になるもまだまだガラケーが当たり前の時代でした。
しかし2010年にもなってくると、じわじわとスマホが頭角を現してきます。
この流れにいち早く乗った中国製の激安タブレットが市場に氾濫したことを覚えている人は少なくないでしょう。
ものすごい数の企業が参入し、ものすごい数の粗悪なタブレットがこの世に生まれました。
その部品としてタッチパネルのろくに効かないディスプレイとジャイロセンサーが湯水のように製造されたのです。
更には粗悪なタブレットは当然それ程売れなかったのですね。
これにより、7インチ前後の液晶ディスプレイとジャイロセンサーの価格が暴落しました

ここでOculus Riftの創設者であるPalmer Luckeyさんが気づいたのですね。

液晶パネルの左右半分ずつに映像を出して、魚眼レンズごしに覗くとまるで2枚のディスプレイを見ているようだ。
タッチパネルはいらないからこの安い液晶でも良いし、更にここに安くなってるジャイロセンサーをつけたらVRができるんじゃね?
もうCPUとかは搭載せずに、映像の描画とか各種演算関連はすべてPCに任せちゃえばすっごい安く作れそうじゃん。

特別なものを全く必要とせず、アイデアだけで非常に低コストなVRを実現したのです。
ダンボールに魚眼レンズをつけただけで100均で作れてしまう辺り、革新的な考え方であることがわかります。
天才ですね。

すごいことに、2019年現在もVR機器の考え方の基礎的な考え方は変わっていません。

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さて、このような歴史がありVRの基礎が生まれたわけです。

まさに歴史を作ったOculus Riftの製品版が発売された2016年から、毎年VR元年と叫びつつ3年。

元年のままVRの時代は終わりを遂げようとしています。

次回、時代はARとMR!?

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